インストール手順 JAWS 16.0 リリース2をインストールする際のご注意と手順をご案内いたします。 JAWS 16.0 リリース2は、Windows 10、Windows 8および8.1、Windows 7、Windows Vista 日本語版の各エディション に対応しています。 JAWS16はプログラムDVDでインストールします。インストール時間は約5分間、または機種によりそれ以上の時間がかかります。 このインストールでは、JAWSといっしょにドキュメントトーカー音声合成エンジンがインストールされます。高性能音声合成エンジンVoiceTextは別途インストールする必要があります。VoiceTextのインストール手順については最後に記述します。 インストール前の準備 * 管理者権限のあるユーザーアカウントでログオンしてください。 * JAWSをセットアップする前に、スクリーンリーダー、画面拡大プログラム、アンチウィルスソフトウェアを含むすべてのアプリケーションを閉じてください。ファイアウォールソフトウェアがインストール処理と干渉する場合は、オンラインヘルプの[ファイアウォールソフトウェアのトラブルシューティング]を参照してください。 * 以前のバージョンのJAWSがインストールされているコンピュータへJAWSをインストールする場合は、以前のバージョンのJAWSをアンインストールしてください。たとえばJAWS Xのアンインストールは、スタートメニューから、[プログラム] → [JAWS X] → [ツール] → [JAWS Xのアンインストール]を使って行います。(XはJAWSのバージョン番号です。)アンインストールを実行するとJAWSインストーラのダイアログが表示されます。最初にある削除オプションで、JAWSと共有コンポーネントの削除を選んでください。他のJAWSバージョンも同様の方法でアンインストールしてください。 ※Windows 7、またはWindows 8.1からのアップグレードによるWindows 10でJAWSを使用される方へのご注意 Windows 10に対応しているのは、JAWS 16 リリース2以降のバージョンです。 大まかな手順は、 JAWS15.0以前のJAWSをアンインストール→JAWS16リリース2をインストール→OSをWindows 10へアップグレード です。 <Windows 10へアップグレードする前に> 1.JAWS 15以前のバージョンのJAWSは必ずアンインストールをしてください。 アップグレード時に旧バージョンのJAWSがインストールされていると、正しくアップグレードができません。 2.その後、JAWS 16 リリース2をインストールしてください。 OSによってインストールの手順が異なりますので、以下の該当のOSのインストール手順を参照してください。 <Windows 10へアップグレード後> JAWSがWindows 10のスタートメニューを読み上げないことがあります。 その場合は、JAWS 16 リリース2をアンインストール後、再度JAWS 16 リリース2をインストールしてください。アンインストールの際は共有コンポーネントも削除してください。 ●Windows 10 1. Windows 10を起動します。 通常15秒から20秒程度で起動しますが、標準設定では起動サウンドは鳴りません。起動後は壁紙が表示されるだけでログオンのダイアログは表示されないので、ログオンのダイアログを表示させるために、いずれかのキーを押します。 2. 音声で確認しながら操作するために、ナレータを起動します。 ナレータは、Windowsキー+Enterキーでオンまたはオフにできます。 ここでは、Windowsキー+Enterキーでオンにします。 3.表示されているログオンのダイアログに、パスワードをタイプしてEnterキーを押し、ログオンします。 ログオンダイアログが消えてしまっている場合は、いずれかのキーを押すと表示されます。 4. JAWSプログラムディスクを挿入して読み込まれると、ディスクが挿入されたことを通知する効果音が鳴って、ナレータはディスク名やディスクに対する操作を促すメッセージを読み上げます。ここで、読み上げている間に素早くWindowsキー+Aを押してアクションセンターを開きます。 5. Tabキーを押してディスク名=「DVDドライブ:JAWS16_JPN_REL2」にすばやく移動します。 6. Enterキーを押して選択肢を表示します。 7. 「Setup.batの実行」を選択してEnterキーを押します。 *上記の表示がされず通知音も聞こえなかった場合には、以下の手順を実行します。 (1)[Windowsキー+E]を入力し、エクスプローラを起動します。 (2) [Shift+Tab]を入力してツリービューに移動します。 (3)上下矢印でDVDドライブに移動し、「JAWS16_JPN_REL2」と読み上げられることを確認します。 (4) Enterキーを押し、続いてTabキーを押します。 (5) 上下矢印でSetup.batに移動します。 (6) Enterキーで実行します。 8. 2〜3分程度で、[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開いて警告音が鳴りますので、Altキー+Yを押して続行します。 9. JAWSのインストーラが起動すると、インストールを継続するかどうかの問い合わせメッセージが録音した音声で聞こえます。[次へ]ボタンが選択されているのでEnterキーでこのボタンを実行します。 10. インストールの準備をしている間、クリック音が連続して聞こえます。 11. 環境によっては、クリック音が聞こえている状態で再起動を求められることがありますが、再起動した場合には自動的にインストーラが起動します。このとき[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開き警告音が鳴りますが、他のウインドウの後ろにダイアログが隠れている場合があります。しばらく待って警告音が鳴らない場合には、Altキー+Tabキーを押してウインドウを切り替えて、警告音が鳴ったらAltキー+Yを押します。 12. JAWSのインストールが始まると、ドキュメントトーカーの音声でガイドします。ここで、 Windowsキー+Enterキーでナレータをオフにします。ドキュメントトーカーの音声にしたがってインストールを進めます。 13. [エンドユーザーライセンス契約]が表示されます。内容を確認して同意していただける場合は、[ライセンス条項に同意する]にチェックを入れて[次へ]を選択してください。 14. 自動インストールとカスタムインストールのいずれかを選択するように求められます。ここでは自動インストールを選択することをお勧めします。カスタムインストールでは、インストールフォルダの変更、リモートアクセスクライアントの設定、追加の音声エンジンと点字ディスプレイのインストールなどを行うことができます。 15. 指示に従ってインストールを行います。 16. インストール作業の途中でJAWSが画面に表示された情報にアクセスするためのディスプレイドライバーのインストールを求められることがあります。[セキュリティの警告]が別ウインドウに表示されますが、必要なドライバであり、また安全なものですので、必ずインストールしてください。 17. インストールが完了すると再起動を求められることがあります。その場合は、Enterキーを押して再起動してください。 ●Windows 8 および Windows 8.1へのインストール 1. Windows 8の起動 Windows 8を起動します。通常Windows 8は15秒から20秒程度で起動します。標準設定では起動サウンドは鳴りません。また起動しても壁紙が表示されるだけでログオンのダイアログは表示されません。ダイアログはいずれかのキーを押すと表示されます。 2. ナレータの起動 Windowsキー+Uを押すと簡単設定センターが開きます。マイクロソフトの簡易スクリーンリーダーのナレータが読み上げを始めます。Tabキーを押してナレータを選んでEnterキーを押すと簡単設定センターが閉じます。ナレータを使わずにログオンするには、いずれかのキーを押します。たとえばCtrlキーまたはEscキーを押します。するとログオンのダイアログが表示されるので、パスワードをタイプしてEnterキーを押します。 3. ログオン 初回Windows 8起動時には初期設定を求められます。初期設定が終わっていればログオンのダイアログが表示されパスワードを求められるので、パスワードをタイプしてログオンします。標準設定ではログオンに成功してもサウンドは鳴りません。またログオンするとナレータは閉じます。ログオン後もナレータを使ってインストール作業を行うにはWindowsキー+Enterキーを押します。その場合JAWSインストーラを実行する直前にナレータを閉じることをお勧めします。ナレータの終了にはAlt+Ctrl+Escを押します。終了確認ダイアログが表示されたら「はい」を選びます。 4. JAWSプログラムディスクを挿入して読み込まれると、警告音が鳴ってディスクに対する操作を促すメッセージが表示されます。 5. 警告音が鳴ったら、このメッセージにアクセスするために、Windowsキー+Vを押します。次にEnterキーを押します。これでディスクのドライブにアクセスすることができます。この操作は警告音が鳴ったら速やかに実行してください。メッセージは短い時間で消えてしまいます。メッセージが消えてしまうとディスクにアクセスすることができません。 6. ディスクにアクセスすると、[Setup.batの実行][フォルダーを開いてファイルを表示][何もしない]という選択肢が表示されます。ナレータが起動されていない状態では、どの選択肢が選択されているか確認できませんが、↑キーを数回押すと一番上まで移動できるので、そこでEnterキーを押すと、[setup.batの実行]を選ぶことができます。 7. 2〜3分程度で、[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開いて警告音が鳴りますので、Altキー+Yを押して続行します。 8. JAWSのインストーラが起動すると、インストールを継続するかどうかの問い合わせメッセージが録音した音声で聞こえます。[次へ]ボタンが選択されているのでEnterキーでこのボタンを実行します。 9. インストールの準備をしている間、クリック音が連続して聞こえます。 10. 環境によっては、クリック音が聞こえている状態で再起動を求められることがありますが、再起動した場合には自動的にインストーラが起動します。このとき[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開き警告音が鳴りますが、他のウインドウの後ろにダイアログが隠れている場合があります。しばらく待って警告音が鳴らない場合には、Altキー+Tabキーを押してウインドウを切り替えて、警告音が鳴ったらAltキー+Yを押します。 11. JAWSのインストールが始まると、ドキュメントトーカーの音声でガイドします。 Tabキーで移動して[次へ]ボタンを選択して実行します。 12. [エンドユーザーライセンス契約]が表示されます。内容を確認して同意していただける場合は、[ライセンス条項に同意する]にチェックを入れて[次へ]を選択してください。 13. 自動インストールとカスタムインストールのいずれかを選択するように求められます。ここでは自動インストールを選択することをお勧めします。カスタムインストールでは、インストールフォルダの変更、リモートアクセスクライアントの設定、追加の音声エンジンと点字ディスプレイのインストールなどを行うことができます。 14. 指示に従ってインストールを行います。 15. インストール作業の途中でJAWSが画面に表示された情報にアクセスするためのディスプレイドライバーのインストールを求められることがあります。[セキュリティの警告]が別ウインドウに表示されますが、必要なドライバであり、また安全なものですので、必ずインストールしてください。 16. インストールが完了すると再起動を求められることがあります。その場合は、Enterキーを押して再起動してください。 ●Windows 7、Windows Vistaへのインストール 1. JAWSプログラムディスクを挿入すると[自動再生]ダイアログが表示されます。なお[自動再生]ダイアログの表示までには、1分以上かかる場合があります。 2. [自動再生]ダイアログには、[プログラムのインストール/実行] [setup.batの実行]  [全般のオプション]  [フォルダを開いてファイルを表示] の4つの項目が表示されます。スクリーンリーダーが起動していない状態ではどの選択肢が選択されているかの確認ができませんが、↑キーを数回押して、一番上まで移動してから、1番目の[プログラムのインストール/実行]または2番目の[setup.batの実行]を選んで、Enterキーを押してください。 3. 2〜3分程度で、[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開いて警告音が鳴ります。ここでWindows 7の場合はAltキー+Yを、Windows Vistaの場合はAltキー+Cを押して続行します。 4. JAWSのインストーラが起動すると、インストールを継続するかどうかの問い合わせメッセージが録音した音声で聞こえます。[次へ]ボタンが選択されているので、Enterキーでこのボタンを実行します。 5. インストールの準備をしている間、クリック音が連続して聞こえます。 6. 環境によっては、クリック音が聞こえている状態で再起動を求められることがありますが、再起動した場合には自動的にインストーラが起動します。このとき[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開き警告音が鳴りますが、他のウインドウの後ろにダイアログが隠れている場合があります。しばらく待って警告音が鳴らない場合には、Altキー+Tabキーを押してウインドウを切り替えて、警告音が鳴ったら、Windows7ではAltキー+Yを、Windows VistaではAltキー+Cを押します。 7. JAWSのインストールが始まると、ドキュメントトーカーの音声でガイドします。 Tabキーで移動し[次へ]ボタンを選択して実行します。 8. [エンドユーザーライセンス契約]が表示されます。内容を確認して同意していただける場合は、[ライセンス条項に同意する]にチェックを入れて[次へ]を選択してください。 9. 自動インストールとカスタムインストールのいずれかを選択するように求められます。ここでは自動インストールを選択することをお勧めします。カスタムインストールでは、インストールフォルダの変更、リモートアクセスクライアントの設定、追加の音声エンジンと点字ディスプレイのインストールなどを行うことができます。 10. 指示に従ってインストールを行います。 11. インストール作業の途中でJAWSが画面に表示された情報にアクセスするためのミラードライバーのインストールを求められることがあります。[セキュリティの警告]が別ウインドウに表示されますが、必要なドライバであり、また安全なものですので、必ずインストールしてください。 12. インストールが完了すると再起動を求められることがあります。その場合は、Enterキーを押して再起動してください。 インストール設定を変更する場合は、JAWSの追加と削除を参照してください。別の音声エンジンや点字ディスプレイを選択する場合は、[音声/点字デバイスマネージャー]を使用できます。音声/点字デバイスマネージャーを実行するには、ユーティリティメニューを開き、[音声/点字デバイスマネージャー]を選択します。 JAWS16リリース2では、Windows 10のスタートメニューを読み上げるまで、時間がかかることがあります。 ●VoiceTextのインストール JAWSに付属する「Voice Text DVD」には、高性能音声合成エンジンVoiceTextが収録されています。JAWSのインストール後に以下の手順を実行することで、高性能音声合成エンジンVoiceTextをインストールしてご使用いただけます。これにより、JAWSの音声エンジンに「さやか」「みさき」「Julie」をご使用いただくことができます。ただし、ハードディスクの空き容量が4ギガバイト以上必要となります。また、インストール中にMicrosoft .NET Flamework 4のインストールを求められる場合があります。VoiceTextをインストールする前に、すべてのアプリケーションを閉じてください。 1. コンピューターのDVDドライブにDVDを挿入し、フォルダーを開いてファイルを表示します。 2. VoiceTextというフォルダがあります。このフォルダ内のSetup.exeというファイルを実行します。ただし標準設定では.exeは表示されていないのでSetupと読み上げます。 3. Microsoft .NET Flamework 4がインストールされていないコンピュータでは、Microsoft .NET Flamework 4のインストールが始まります。すでにMicrosoft .NET Flamework 4がインストールされたコンピュータにインストールする場合には、3.と4.を飛ばして5.をお読みください。 4. ライセンス条項が表示されます。内容をご確認のうえ同意していただける場合には、[同意する]ボタンを実行します。 5. [ユーザーアカウント制御]ダイアログが開きます。Windows 10、Windows 8、Windows 7では、Altキー+Yを押してインストールを継続します。 Windows Vistaでは、Altキー+Cを押してインストールを継続します。 6. その後にVoiceTextのインストールが始まります。インストーラの指示に従ってインストールを行い、[ユーザーアカウント制御]ダイアログが開いたら上記4.と同様の手順で進みます。インストールが終わると、システムの再起動を求めるメッセージが録音した音声で聞こえます。指示に従ってEnterキーを押すと、インストーラがシステムを再起動します。これでインストール作業は完了です。 7. VoiceTextを使用する場合は、Insert+Ctrl+Sを押すと、音声プロファイルの選択ダイアログボックスが開き、音声の切り替えができますので、そこでVoiceTextを選択します。