将棋タイマー 1 将棋タイマーとは 将棋タイマーは将棋対局時計のセンスアプリです。持ち時間や秒読み、考慮回数を設定可能です。対局を中断した際にタイマーの状態を保存して、再開することも可能です。 将棋タイマーの起動手順は以下の通りです。 1) メインメニューの「プログラム」を実行してください。ショートカットキーはpです。 2) 次に、プログラムメニューから「将棋タイマー」を実行してください。ショートカットキーはtです。 将棋タイマーを実行し、対局者の名前、持ち時間、秒読み時間、考慮回数を設定します。。設定内容を確認して「対局開始」を実行すると、タイマーが動作します。 2 設定 将棋タイマーを実行すると最初にタイマーの設定を行います。対局の条件に合わせて設定を行ってください。設定する項目は、「先手の名前」、「後手の名前」、「持ち時間」、「秒読み」、「考慮時間回数」です。 既に設定されたデータがある場合は、設定ファイルを開き、設定を反映させることができます。詳しくは2.1章で説明します。 2.1 設定時のメニュー 設定時にF2を押すと「ファイル」と「編集」のメニュー項目が表示されます。上下スクロールキーを使って項目を選択しEnterで実行します。 1) ファイル ファイルメニューの項目は「開く」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」、「終了」の4つです。F3を押すと項目が切り替わります。F4を押すとメニュー項目を閉じます。 【参考】タイマー設定のファイルはflashdisk/Database/shogitimerに保存されます。 開く: すでに保存されているタイマー設定を開きます。ショートカットキーはEnter-oです。 上書き保存: 開いたタイマー設定を、同じファイル名で保存します。ショートカットキーはEnter-sです。 名前を付けて保存: 作成したタイマー設定を保存します。対局でよく使う設定を保存すると便利です。ショートカットキーはSpace-sです。実行すると「先手対後手****年*月*日**時**分」と対局者と保存時の日時でファイル名が作成されます。ファイル名は自分で書き換えることも可能です。ショートカットキーはSpace-sです。 【参考】ファイル名に付けられる「先手」と「後手」はメンバー追加を行い、先手と後手の設定を変更すると、変更した名前が反映されます。詳しくは「2)編集」にて説明します。 終了: 将棋タイマーを終了し、プログラムメニューに戻ります。ショートカットキーはSpace-zです。 2) 編集 編集メニューの項目は「メンバーの追加」と「メンバーの削除」です。F3を押すと項目が切り替わります。F4を押すとメニュー項目を閉じます。 メンバーの追加: 実行すると、先手と後手の設定時に任意の名前を選択肢に追加する事ができます。ショートカットはmです。 メンバーの削除: 追加したメンバーの名前を削除します。ショートカットはBackspace-mです。 2.2 設定 設定では、F3を押して設定項目を切替え、上下スクロールを押して設定内容を変更します。 1) 先手選択 将棋タイマーを実行すると「先手選択:先手 1/1」と表示します。初期状態では、先手のみ表示され、設定を変更することができません。 編集メニューから「メンバーの追加」を行うと、追加したメンバー名を上下スクロールで選択できます。追加したメンバー名は、タイマー設定ファイル保存時の初期保存名に反映されます。対局中には反映されません。 2) 後手選択 先手選択と同じ様に後手を選択します。初期設定の「後手」以外に設定したい場合、メンバーを追加したうえで、上下スクロールを使って変更してください。 3) 持ち時間 上下スクロールを使って「なし」、「5分」、「10分」、「15分」、「20分」、「25分」、「30分」、「1時間」から選択できます。 4) 秒読み 上下スクロールを使って「30秒」、「1分」から選択できます。 5) 考慮時間回数 上下スクロールを使って「なし」、「1回」、「2回」、・・・「10回」から選択できます。 6) 詳細設定 前回の対局の続きを行う場合に、状況を再現するための設定です。残りの時間や考慮時間を先手、後手それぞれ設定することができます。詳しくは2.3で説明します。 7) 対局開始 対局を開始します。 8) 閉じる 将棋タイマーを終了します。 2.3 詳細設定 対局途中の状況を再現することができます。F3を押すと設定項目を切替えます。上下スクロールを使って設定を変更します。 1) 先手選択 メンバーが追加されている場合変更することができます。 2) 後手選択 メンバーが追加されている場合変更することができます。 3) 先手持ち時間 先手の持ち時間を「なし」から「1時間」まで1分単位で設定することができます。 4) 後手持ち時間 後手の持ち時間を「なし」から「1時間」まで1分単位で設定することができます。 5) 秒読み 「30秒」か「1分」に設定できます。 6) 考慮時間 「なし」から「10回」まで選択できます。 7) 先手残り考慮時間 先手の残り考慮時間回数を設定します。上限値は6)の考慮時間で設定した回数です。 8) 後手残り考慮時間 後手の残り考慮時間回数を設定します。上限値は6)の考慮時間で設定した回数です。 9) 手番 先手と後手のどちらから再開するかを設定します。 10) 対局開始 対局を開始します。 11) 閉じる 詳細設定を閉じて「設定」に戻ります。 3 対局 設定が完了し、「対局開始」を実行すると対局が始まり、設定された持ち時間からタイマーが動き出します。残り時間は点字ディスプレイとLCDディスプレイに表示されます。 ※LCDディスプレイがある場合。 音声では手番が変わる度に手番の対局者名を読み上げます。また、rを押すことで現在の残り時間を読み上げます。 Enterを押すと次の手番に切り替わり、Spaceを押すとタイマーを停止/再開することができます。 3.1対局中のメニュー 対局中にメニューを使う場合は、Spaceを押してタイマーを停止してください。 タイマー停止中にF2を押すと、「ファイル」、「タイマー操作」、「対局情報」のメニュー項目が表示されます。上下スクロールキーを使って選択しEnterで実行します。 1) ファイル 現在の対局で使用している設定と状況を保存します。対局中に保存すると、残り時間や考慮時間は保存実行時の状態で保存されます。 上書き保存:Enter-s 名前を付けて保存:Space-s 2) タイマー操作 考慮時間の回数を調整します。設定で決定した考慮時間以上の回数には変更できません。 例えば秒読み終了直前に指した場合等、タイマーのストップが間に合わず、考慮時間がカウントされてしまった際に減った考慮時間を戻すことができます。 考慮時間の回数を増やす:4-5-6 考慮時間の回数を減らす:1-2-3 再開:space 3) 対局情報 現在の手番や持ち時間の情報を確認します。 手番確認:t 持ち時間確認:r 3.2対局の終了 考慮時間が無くなり、秒読みが0になると時間切れになります。時間切れの状態でF3を押すと「対局終了」と表示されます。ここでEnterを押すと対局を終了しタイマーの設定に戻ります。対局終了のショートカットはSpace-zです。 投了した場合は、Spaceを押して時計を停止した状態で、Space-zを押してください。 時間が残っている状態で対局を終了すると、「現在の状態を保存しますか?」と表示します。投了した場合はSpaceを押して「いいえ」に切り替えてEnterを押すと対局を保存せずに終了します。対局を中断した場合で、再開する予定であれば保存して終了してください。現在の残り時間と設定を保存し、次回対局時に再開することができます。 将棋タイマーを完全に終了するには設定時にSpace-zを押すか、ファイルメニューから終了を実行してください。 4 将棋タイマーのコマンド一覧 設定中のコマンド 開く:Enter-o 上書き保存:Enter-s 名前を付けて保存:Space-s 終了:Space-z メンバーの追加:m メンバーの削除:Backspace-m 対局中のコマンド 手番確認:t 持ち時間確認:r ※以下のコマンドはSpaceを押してタイマーを停止した状態で使用します。 上書き保存:Enter-s 名前を付けて保存:Space-s 考慮時間の回数を増やす:4-5-6 考慮時間の回数を減らす:l タイマー再開:Space 対局終了:Space-z