更新:July 1, 2024
インストール/アンインストール
Q. JAWS for Windows Ver.15.0日本語版のプログラムCDをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入してもなにも反応がありません。
A. Windows Vista以降では、Windows XPのようにインストールプログラムは自動的には起動しません。お使いのコンピュータのOSによりインストール手順は異なります。 詳細はパッケージ内の「JAWS for Windows のインストールについて」の墨字および点字文書または、以下のファイルをご参照ください。
JAWS for Windows 16.0 のインストールについて
(テキストファイル)のダウンロード
JAWS for Windows 15.0 のインストールについて
(テキストファイル)のダウンロード
音声
Q. JAWS独特のアクセントになじめないのですが、どうしたらいいでしょうか?
A. JAWSの読み上げに日本語と英語の辞書を使用すると、読み上げはより正確になりますが、アクセントが少ないためなじみにくいかもしれません。以下の設定のように読み上げの際に音声エンジンにアクセントを任せると、読み上げの正確さは低下しますが幾分アクセントがつきます。
- Ins+Vを押します。「簡単設定」というウィンドウが現れます。
- 下カーソルキーを数回押し、「S音声処理モード英語オン日本語オン」などと読み上げるところにあわせます。
- ここでSpaceキーを押して、以下の種類の音声処理モードを選択できます。
- 英語オン日本語オン(デフォルト)
- 英語オフ日本語オフ(すべての読み上げ方を音声エンジンに任せます)
- 英語オン日本語オフ(日本語の読み上げ方だけを音声エンジンに任せます)
- 英語オフ日本語オン(英語の読み上げ方だけを音声エンジンに任せます)
- お好みのモードに切り替えたらTabキーを1度押し、「閉じる」ボタンを選択します。
- JAWSを再起動します。
これ以後、選択した音声モードで読み上げます。
なお、「日本語オン、英語オン」以外では読み上げが不正確になることがあります。
Q. JAWSの読み上げが英語の音声エンジンに変わってしまい、日本語を読めなくなりました。
A. 何らかの原因で、日本語の音声エンジンの設定の読み込みに失敗して音声プロファイルの「Eloquence」が選択されています。
- Insert+Ctrl+Sを入力して「音声プロファイルの選択」ダイアログを開きます。
- 「CreateSystem DTalker」などご使用の音声プロファイルを選択し、OKボタンでダイアログを閉じます。
アクティベーション
Q. JAWS Activationとはなんでしょうか?
A. お使いのJAWSを米国Freedom Scientific社に登録し、使用するための手続きです。
Q. アクティベーションしないとどうなるのでしょうか?
A. アクティベーションしていただけない場合、40分間のデモモードとして動作するようになりますので、アクティベーションは必須になります。
Q. インターネットでのアクティベーションができない場合、どうしたらいいのでしょうか?
A. JAWS for Windows,アクティベーションサポートページより、オフラインアクティベーション用プログラム申し込みをしていただけます。または、当社技術サポートにご相談ください。
テキストエディタ
Q. 文字を入力してあるはずなのですが、その場所を読み飛ばしてしまい、カーソルでなぞってみると「ブランク」といって正しく読めないのですがどうしたらいいでしょうか?
A. そのような現象が発生した場合は、Ins+Escキーで、画面を再描画してみてください。 これで多くの場合は解決します。 また、フォントとして、MSゴシックの10ポイントあたりに設定することでも解決することがあります。
Internet Explorer
Q. フォームに文字を入力したり、選択項目を選択したりしたいのですが、「ボタン無し」と言われたり「チェックボックス無し」などと言われてしまい、文字入力できません。
A. 矢印キーで操作を行いたい場所に移動し、エンターキーを押して「フォームモード」に入ることで操作できるようになります。 もしくは、スペースキーを押すことでも入力できるようになります。
Q. フォームで文字を入力したり、選択項目を選択することはできたのですが、その後、カーソルキーを動かしても、何もできません。どうしたらよいでしょうか?
A. テンキーの+(プラス)キーを押すことで、フォームモードを出ることができます。フォームモードに入らずに、ボタンを操作したり入力するには、テンキーの/(スラッシュ)キーを押します。
Q. インターネット検索サイトにおいて、あるはずの検索のエディットボックスや検索ボタンが表示されません。
A. ご使用のInternet ExplorerのバージョンにJAWSが対応していない場合にこのような現象が起きることがあります。Internet Explorer11には、JAWS15.0以降の対応となります。ご使用のInternet Explorerのバージョンは、Internet Explorerを起動してInsert+Ctrl+Vを入力することでご確認いただけます。
Q. Webサイトにアクセスしたときに任意の場所から読み上げたり不要な広告を表示させないようにできますか?
A. JAWS14.0以降では、フレキシブルウェブ機能を活用してHTMLの任意の要素を読み上げ開始位置として設定可能です。またHTMLの任意の要素を仮想ビューアに表示しないように設定することも可能で、ページの内容を理解するのに不要な広告のフレームなどを非表示にできます。
- 見出しやリストやテーブルやフレームなど、設定したい要素に移動します。
- Insert+Spaceを入力し、続けてXを入力します。
- アクセスしているサイトで初めてこの機能を使用する場合は、ラジオボタンで「新しいカスタマイズの作成(C)」が選択されます。「次へ(N)」を実行します。
- 以下のいずれかを選択して「次へ(N)」を選択します。
- 「この要素から読む(S)」
- 「要素を隠す(H)」
- カスタマイズする要素を選択して「次へ(N)」を実行します。
- カスタマイズの詳細を選択して「完了」を実行します。これで、一時的なカスタマイズが作成されます。
- 再度、Insert+Spaceを入力し、続けてXを入力します。
- ラジオボタンで「一時的カスタマイズをルールとして保存(S)」を選択して[次へ(N)]を実行します。
- ダイアログが開いたら、エディットボックスにルール名を入力します。
- リストビューで各カスタマイズがチェックされていることを確認します。
- コンボボックスで、「グローバル」「現在のサイト」「現在のページ」の中からルールの適用範囲を選択し、「完了」ボタンを実行します。
Microsoft Word
Q. JAWSはWord2013に対応していますか?
A. JAWS15.0から対応しています。
Q. WordやExcelを起動しようとするとエラーが表示されて起動することができません。
A. Windowsの「データ実行防止」機能に起因する問題です。以下のようにして制限を緩めてください。
- Windowsキーを押して「スタートメニュー」を表示します。
- 「コンピュータ」を右クリック(アプリケーションキーまたはShift+F10でも可)します。
- 表示されたコンテキストメニューの中から「プロパティ」を実行します。
- 「システムの詳細設定」ボタンを押します(Tabキーを何度か押してボタンを探した後、Spaceキーを押します)。
- Alt+Sを入力して、「パフォーマンス」グループの「設定(S)」ボタンを実行します。
- 「データ実行防止」のタブをクリックします(Ctrl+Tabを何度か押して、目的のタブに移動します)。
- Alt+Tを入力して、ラジオボタンで「重要な Windows のプログラムおよびサービスについてのみ有効にする(T)」を選択します。
- 「OK」ボタンを押して設定を確定してください。コンピュータを再起動するように促されるかもしれませんのでこれに従います。
なお、セキュリティポリシー上上記設定ができない場合には、Word, Excelのプログラムファイルを、リストに追加することでも回避することができます。
Microsoft Excel
Q. JAWSはExcel2013に対応していますか?
A. JAWS15.0から対応しています。
Q. F2キーでセルの編集をしたいのですが、内容を読み上げません。
A. 以下の設定後、再度お試しください。
- Excelで「ファイル」タブの「オプション」を実行します。
- リストボックスで「詳細設定」を選択します。
- Tabキーで、「セルを直接編集する」というチェックボックスに移動し、Spaceキーでチェック状態を変更します。
- Tabキーで「OK」ボタンに移動して実行し、ダイアログを閉じます。
その他
Q. JAWS 2024でLaptopレイアウトで使用していますが、ZoomText 2024と併用するときにZoomTextのキー操作を有効にできますか?
A. JAWS 2024ではユニバーサルキーボードが既定で有効になっており、Laptopレイアウトで使用するとJAWSキーとZoomTextキーが競合します。ZoomText側で、ZoomTextメニューから以下の項目を選択すると、ZoomTextキーが無変換から無変換+Altに変更され、ZoomTextのホットキーを使用できるようになります。
[ユーザ設定]→[コマンドキー]→[ホットキーのインポート]→[ZoomText JAWS Laptop Hotkeys]→[Japanese hotkeys for JAWS]
Q. 独自に読み上げ機能を持つようなアプリケーションを使おうとしているのですが、JAWSの読み上げと重なってしまい、うまく使用できません。 JAWSを終了すると問題なく使用できます。
A. 独自に読み上げをするアプリケーションを使用するときは、以下のようにして、JAWSの読み上げ・アプリケーションの制御を抑制させることができます。
- まず、目的のアプリケーションを起動します。
- Ins+6を押し、「JAWS 設定センター」を起動します。
- 「新しい設定の追加」というダイアログが開き、エディットボックスにアプリケーションの実行ファイル名が入力された状態になります。
- そのままOKボタンを押します。
- 矢印キーを使用してツリービューの「その他」に移動して、右矢印キーで展開します。
- Spaceキーで、「スリープモード」の値を「有効」に変更します。
- OKボタンを選択します。
- Alt+F4を入力し、設定センターを終了します。
設定変更を保存するかどうかの問い合わせがありますので、ここでは「はい」を選択します。これで、独自に読み上げをするアプリケーション起動中、そのアプリケーションにフォーカスしている場合に限り、JAWSの音声発生、アプリケーションの制御は行われません。
なお、JAWSの点字表示を抑制するには、上記設定センターのツリービューで「点字」の「一般」の「点字スリープモード有効」をチェックします。
Q. 使用中のアプリケーションのキーストロークが、JAWS for Windowsのキーストロークとバッティングしてしまい使用できません。
JAWSキー+3を入力してキーのパススルー機能を使用すると、直後の1キーストロークはJAWSの制御から離れます。
Q. 特定のPDFファイルの内容が読めません。
A. JAWS for Windowsなどのスクリーンリーダーは、PDFファイル内のテキスト情報を読み上げます。画像のみで作成されたテキスト情報のないPDFファイルの読み上げはできません。
ただし、JAWS16.0以降では、簡単OCR機能を使用してこういったPDFファイルの内容をある程度認識できるようになりました。認識精度は文書に依存するため一定の品質を保証できませんが、認識の手順は以下です。
- 目的のPDFファイルを開きます。
- [Insert+Space]を入力し、続けてOを入力します。
- 続けてDを入力します。
Q. Javaを更新したら業務用システムを読み上げなくなりました。
A. Java Access Bridgeを有効化する必要があります。システムがアクセシブルに設計されており、アクセシビリティ機能が有効になっていて、アクセスするコンピュータのJava Access Bridgeが有効になっていれば、読み上げることができます。JRE7 Update 6以降をインストールすると、Java AccessBridgeも一緒にインストールされますが、無効になっています。Java Access Bridgeについては、以下のOracleのサイトに情報があります。
Java Access Bridge の有効化とテスト