FAQOCR入力で送信したデータはどのように処理されますか?
Q: OCR入力で送信したデータはどのように処理されますか?
A:
EXTRA Ver.8のOCR入力はGoogle Cloud Vision API を使用しています。Google が送信された画像データを自社のAI学習や二次利用に使うことはなく、処理後には速やかに破棄される仕様です。
- データの保存と破棄(リテンションポリシー)
Google Cloud Vision APIでは、処理の方式によってデータの残存期間が定められています。
・同期処理(即時レスポンス)の場合:
画像データはメモリ上で処理され、ディスクに保存(永続化)されることはありません。 処理が完了し結果を返した時点で消去されます。
・非同期処理(バッチ処理)の場合:
処理のために一時的にストレージに保管されますが、処理完了直後に削除されます。
万が一の不具合に備えたセーフティ機能(TTL: 生存期間)により、最大でも数時間以内に完全に削除される仕組みです。
- データの利用目的(AI学習への利用禁止)
Google Cloudの規約により、APIを通じて送信されたデータは以下のように制限されています。
・学習への利用:
Googleは、Vision APIに送信された画像やテキストデータを、Google自身のモデル(機械学習エンジン)のトレーニングや改善のために利用することはありません。
・所有権:
送信されたデータの所有権は、一貫して利用者(またはソフトウェア提供者)に帰属します。Googleが権利を主張することはありません。
・第三者提供:
Googleがこのデータを第三者に共有することはありません。
- 法的・セキュリティ面での保証
エンタープライズ向けのサービスとして、以下の法的枠組みが適用されています。
Cloud Data Processing Addendum (CDPA): Google Cloudのデータ処理補足条項に従い、データのプライバシーとセキュリティが厳格に保護されています。
・暗号化:
データは転送中(SSL/TLS)および保存中(AES256等)のいずれの状態でも暗号化されています。
コンプライアンス: ISO 27001(情報セキュリティ管理)、GDPR(欧州一般データ保護規則)、および日本の政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)などの認証にも対応しており、政府・司法機関での利用に耐えうる基準を満たしています。
・注意点:コンシューマー向けサービスとの違い
混同されやすい点として、一般ユーザー向けの「Googleレンズ」や「Google検索」では、利便性向上のためにデータが利用される場合があります。
Extraが利用している Google Cloud API(エンタープライズ版) は、有料のビジネス・開発者用契約に基づいているため、上記のような厳格な秘匿性が保証されています。
参考情報:
Google Cloud 公式ドキュメント「Data Usage FAQ」において、「Google does not use any of your content for any purpose except to provide you with the Vision API service.(Googleはサービス提供以外の目的でコンテンツを使用しない)」と明記されています。