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概要

スカイナビはブレイルセンスシックスブレイルセンスシックスミニ 専用の高性能歩行支援プログラムです。
視覚に障害のある方の外出をサポートする歩行支援アプリです。音声と点字による案内で周囲の道路や建物の情報を教えてくれるので、まるで景色を“見ている”ような感覚を楽しめます。GPSを利用する現在地モード(GPSモード)と、家にいながら別の場所を調べられる仮想モードを搭載し、状況に応じて使い分けることができます。また、点字マップ機能により指先で周辺の地図を確かめることも可能です。スカイナビを使えば、新しい場所へのお出かけも安心してチャレンジできます。

機能

スカイナビの詳しい機能や使い方を、実際の利用シーンに沿ってご紹介します。

屋外での利用(GPSモード)

スカイナビは屋外での移動を強力にサポートします。アプリを起動するとGPSモードが動作し、今いる場所に応じた情報取得やナビゲーションが可能になります。操作ひとつで現在地の住所や近くの交差点名を確認でき、周囲にどんな施設があるかを音声や点字ディスプレイで知ることもできます。歩いて移動中でも、必要に応じて随時周辺の状況を把握できるので、初めての道でも落ち着いて行動できるでしょう。 行きたい場所がある場合は、施設名や住所から目的地を検索して設定できます。スカイナビが最適なルートを算出し、歩行者ナビモードでは徒歩向けの経路案内、自動車ナビモードに切り替えると車移動に適した経路案内になります。ナビゲーションを開始すると、曲がり角では「次の交差点を右」など進む方向を、距離がある場合は「〇〇まで200メートル」などお知らせし、ゴールまで音声と点字で順番に誘導してくれます。移動中も現在地や進行方向を確かめたいときには、ボタン操作でいつでも情報を確認することができます。 さらに、現在地や特定の地点をランドマーク(お気に入り地点)として登録することも可能です。例えばご自宅やよく利用するお店、バス停などをランドマークに登録しておけば、後から簡単に目的地として呼び出せます。また、地図データに載っていない細かな地点(建物の特定の入口や待ち合わせ場所など)も、自分でランドマーク登録しておくことで正確な場所を記録しナビに活用できます。 なお、車に乗って移動する際には、自動車ナビモードを利用すると便利です。視覚障害者ご本人が運転することはないと思いますが、同乗者として車に乗る場合に自動車モードにすれば、高速道路のICやサービスエリアの案内など車向けの周辺情報も得ることができます。徒歩モードでは案内されない大きな道路沿いの施設情報なども音声で知ることができるでしょう。

自宅での利用(仮想モード)

スカイナビは自宅にいるときにも活躍します。外出前にあらかじめ経路を確認したい場合や、知らない街を疑似体験したい場合には仮想モードに切り替えましょう。このモードでは、現在地とは異なる場所を仮想の出発地点として自由に設定できます。例えば、旅行先の駅周辺を調べたいとき、仮想出発地をその駅に設定すれば、その場にいなくても周囲の情報を取得できます。 さらに、仮想出発地と目的地を設定してルート検索を実行すれば、実際に歩く前に経路を下見することが可能です。ルート上の曲がり角や経由地の情報を音声・点字で順番に確認できるため、事前に道順を把握して不安を和らげることができます。 加えて、ルート検索後に仮想ナビゲーション(シミュレーション走行)機能を使えば、出発地点から目的地までアプリが自動的に移動していく様子を再現できます。自宅にいながら、実際に歩いて移動しているかのような体験ができるでしょう。

仮想散歩

仮想モードでもう一つ魅力的なのが、自由に街歩きを疑似体験できる仮想散歩機能です。これは特定の目的地を決めずに、今いる仮想地点から周囲を散策できるモードです。アプリで仮想散歩を開始すると、交差点に差しかかるごとに進行方向を選択することができます。直進・右折・左折のように選びながら進むことで、行ったことのない街でも実際に散歩しているように探索できます。歩みを進めるたびに周囲の道路や施設情報が更新され、音声や点字で案内されますので、自宅にいながら未知の街を旅する楽しみも味わえます。「次はどちらに曲がろうかな」と地図を辿る感覚で、安心して新天地を冒険できるのが仮想散歩の魅力です。

点字マップ機能

スカイナビには、文字情報だけでなく空間的な位置関係を把握できる点字マップ機能も備わっています。点字ディスプレイ上に簡易的な地図を表示し、道路や施設の位置関係を触覚的に確かめることができます。例えば、今自分がいる地点(または仮想出発地)を中心に、「北に公園、南東に駅、すぐ西にコンビニ」といった具合に周囲の様子を指先で確認できます。音声案内だけでは掴みにくい全体の地理レイアウトも、点字マップなら直感的に把握できるでしょう。日頃から点字マップで自宅周辺や訪問予定地の地形を確認しておけば、実際に訪れた際にも安心ですし、地理感覚を養うトレーニングにもなります。

安全に利用するために

最後に、スカイナビを安心してご利用いただくためのポイントをまとめます。
単独歩行中の操作は控えめに: 白杖や盲導犬による安全確認がおろそかにならないよう、歩行しながらの端末操作や音声案内への集中は必要最小限に留めましょう。可能であれば立ち止まって操作する習慣をつけてください。
周囲の協力を活用: 視覚支援者やご家族が同行している際には、スカイナビを積極的に活用しましょう。車での移動中(同乗時)や自宅で事前に使う分には、安全にじっくり情報を得ることができます。
アプリはあくまで補助: スカイナビは周辺の位置情報を提供するツールであり、障害物や信号の状況を直接感知するものではありません。現実の交通ルールや周囲の音・気配への注意はこれまで通り重要です。
事前の下見と練習を: 単独で初めて行く場所の場合、出発前に仮想モードで経路をシミュレーションしたり、点字マップで周辺を把握したりしておきましょう。事前知識があれば、本番の移動も落ち着いて対処できます。
これらのポイントに気をつければ、スカイナビは心強い味方となってくれるでしょう。音声と点字によるナビゲーションと事前準備を活用して、新しい場所へのお出かけにぜひ挑戦してみてください。

スカイナビのご使用について

スカイナビを使用するためには、最新版シックスAPPからスカイナビのインストールとスカイナビ用の地図データが必要です。
以下のページより最新スカイナビアプリをダウンロードし、インストールしてからお使いください。
シックスAPPのページ

アプリをインストールしキーコード確認後以下のフォームからお申し込みください。
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価格

価格表
品名 価格
スカイナビ用地図データ 19,800円(税込)
スカイナビリリース記念特別価格 先着100名様★  9,900円(税込)

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